Air du Temps

フランスのアクチュアリテ

PROFIL

chaosmos

Auteur:chaosmos
動物占い クジラ
家電占い 家庭用ゲーム機
山手線占い 渋谷
哲学者占い フーコー
日本歴史占い 猿飛び佐助
前世占い 将軍

ARTICLES RECENTS

RECHERCHE

ブロとも申請フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--[--] Post --:--  CO:-  TB:-  スポンサー広告  Top▲  このエントリーを含むはてなブックマーク 

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET
※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

スポンサーサイト のトラックバックアドレス
http://chaosmos.blog11.fc2.com/tb.php/52-4454c6a9
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

情報の歪曲

 FRANCE5で毎週日曜日に放映されている「ARRET SUR IMAGES」という番組がある。メディアの自己批判が目的の番組で、前週のニュースあるいは最近の傾向からテーマを取ってきて、それに対して各メディアがどのように扱っているかをゲストを迎えて議論する内容である。
 昨日は「カトリーナ」関連と「仏政治家・ニュースキャスターとゴシップ雑誌の相関関係」という2部構成。興味ある人は、ここから全編をストリーミングできる。(部分的にも見れます。)
*
 今回のテーマはいろいろ考えさせられるものが多かったが、なかでもスキャンダルな話題は先週の月曜日に主要仏TV3局のニュース枠で報道された、米政府の対応の混乱模様を伝えるニューオリンズでの映像。ひとりの女性(以下K)が軍服を着た2人の息子らと(ベルギーのTVでは報道されていたが、仏では息子であることまでは報道されていなかった)、姉(以下J)をボートで探しに行くという映像。運河化した町の中を彷徨している男性、浮遊している遺体など、姉の家に向う途中にも強烈な映像は多く紹介されていたが、問題のシーンは3人がそこに到着してからカメラに収められているもの。

 Kが姉Jの自宅に入って間もなく泣き叫び外に出てくるという映像と、それに対するコメント(仏:・・・DISPARUEであるJは、今後犠牲者リストに載せられることになる・・・)から判断できることは、行方不明とも死者ともとれる両義的な言葉「DISPARUE」が使われているものの、全体から見てKは姉Jの遺体を確認したのだろうということ。ここまでは、仏各局で流された映像である。
 しかしこの映像には続きがあることが、ベルギーのRTVFで放映されたもので確認することができる。それによると、姉Jの家から泣きながら出てくるKがかけつける息子らに慰められるシーンの直後、ひとりの女性が扉から出て来るのである。フランスで、先週の月曜日に半分の映像を見た視聴者にとっては、吃驚させられる顛末である。その女性は隣人で、あなたが探しているお姉さんは2時間前に救助を求めるために、スーパードームに向けて泳いで行ったと伝えていた。夜になっても姉Jの現状がわからないKは息子らと共に、姉Jの自宅を後にするということで終わっている。したがってベルギーのニュースでは、姉Jが死んだことなどはまったく触れられていないのである。
 仏各局は惨事をさらに劇的に語るため事実を歪めて報道したのであろうか。もしそうなら、糾弾されるべきものである。しかしまず番組内で言われていたことは、仏各局に提供された現地の国際映像が不完全なものであったということ。これで、完全版(?)を提供されたベルギーRTVFとの違いはとりあえず納得できる。しかしTF1によると、国際映像とともに配布されたテキストには(France2・France3も同じもの)、「隣人が泳いで行ったJを見た」というだけだったという。普段TF1のニュースは見ないし、当番組でもTF1で放映された映像・コメントは確認していない。したがって番組でも紹介されたFRANCE3だけを下に話を進めると、不完全な映像を下にしたモンタージュはないにせよ、補足されているコメントは根拠のない偽造であることは明らかである。国営放送局でもあるFRANCE3が、何のためにそうする必要があるのか理解に苦しむ。
 番組内では問題のジャーナリストの名前を挙げることはなかったが、流されたFrance3の映像から記者とモンタージュ担当者の名前を知ることは出来る。一方で、海外から送られてくる映像とコメントを流し、ただ進行役を務めるキャスターが事前に詳細を知っていたかどうかはわからない。いずれにせよ、報道部のトップがまず非難されるべきである。ARRET SUR IMAGESの質問に対し、問題となっているジャーナリストが答えた回答。「彼女(安否を尋ねて来た女性の姉)が生きてるか死んでいるかということは、(ひとは)どうでもいいことだ。そのことがテレビ史の最良の部分を作っているのではない!」フォーラムに寄せられているあるインターノートも指摘しているが、事実の歪曲以上に仰天させられるコメントであり、自分の不正行為をさらに悪化させる応対である。なぜなら、どうでもよいことなら、ことさらそこに主観的な操作を加えることになることはないと思われるからである。情報隠蔽を目的に行われる検閲も問題であるが、場合によっては情報の捏造・歪曲の方が問題であるように思われる。

 番組内でこの話題はただ紹介されただけで、ゲストらのコメントを聞く時間をさかずに次の話題に移された。第2部のゴシップ関連では、討論の時間が多くなされていたので、すこしぐらいこちらのテーマにも時間を割いてもよかったのではと思ったりもした。
スポンサーサイト
2005.09.12[Mon] Post 22:28  CO:0  TB:0  社会  Top▲  このエントリーを含むはてなブックマーク 

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET
※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

情報の歪曲 のトラックバックアドレス
http://chaosmos.blog11.fc2.com/tb.php/52-4454c6a9
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Log in*/RSS*】  Design 「AZ+」Plugin Template...  Page Top▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。