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エティエンヌ・バリバール : ロワイヤル。右翼政権失脚のための一票。

2週間後に控えた大統領選を前にして、セゴレーヌ・ロワイヤルの勝利を願うエティエンヌ・バリバールが、リベラシオン紙に寄せた記事。毎週のように発表される各機関の世論調査によると、対サルコジだろうが、対バイルであろうが、ロワイヤル勝利の可能性は薄いのだが、どうなるかはまだわからない。すでに誰に投票するかを決めている有権者には、いまさら何を言っても効果がないのであるが、バリバールが訴えている有権者は、いまだバイルかロワイヤルかに決めかねている者や、選挙に行くか行かないかという読者に絞られているようである。
先日、公の場で「バイル支持発言」をしたことを、隠し撮りされネットに流された著名ジャーナリスト、アラン・デュアメルがほぼ2-3日おきに記事を寄せているリベラシオン紙上での記事ということも、そういった意志が託されていると思われる。バリバールが言うように、様々な理由から社会党に幻滅している元信奉者の多く有権者が、バイユを支持に傾いているということは、各メディアでもすでに報告されている。それは、特に教職者に多いとも言われている。
最後の文章は、おそらくそういった現状を踏まえての発言であろうだろう。「移民・ナショナルアイデンティティー省」についてのサルコジ発言後になされたロワイヤルの「一家にトリコロール一旗」発言と、ベルビル地区で起こった事件後の「公立学校に通学する児童を持つ滞在許可書がない両親に対する処置の問題」についての各候補者の発言。どちらが正当で、一貫した態度であるのかについての判断を、いまだ支持者を決めかねている有権者に対して、バリバールは課しているようにも思われる。「この判断は重要ですよ。あなたがたが、右か左かを分けるテストなんですよ。」
第五共和制の終焉などとも言われている今日この頃であるが、この国の精神構造は、プルーストが描く第一次大戦前夜のフランスでの第三共和制の頃とあまり変わりがないように思われる。郊外問題から「移民・ナショナルアイデンティティー省」発言に帰着する一連の騒動(サルコジは、最近ミッシェル・オンフレとの雑誌対談で優生学的発言までした:サルコジ的遺伝学)で見るものをドレフュス事件や、ゲルマントやヴェルデュランでのサロンで見るものをエリゼ宮や内務省のガーデンパーティーなどに置き換えることで理解されるだろう。
サルコジの優生学によると、政治的に右の人間はどの時代どの国に生を受けても、政治的に右の人間であるということになるのだが、これについてだけは、サルコジに賛同できるかもしれない。そうだとすれば現状で右の人間が、いかにドレフュス事件に対するゾラなどの行為を共和国の象徴的遺産などと政治的に回収し賞賛することがあるにせよ、当の問題がアクチュアルな時代にいたとするなら、声高らかにゾラを糾弾していただろうなどと想像することは簡単なのである。



Etienne Balibar : Royal, pour faire échec à la droite
*
セゴレーヌ・ロワイヤルの勝利を望んでいるとのことですが、なぜですか?

フランス社会で増長する格差、諸制度上への外国人排他主義の記帳、合法的ストライキの権利剥奪、あるいは文化を市場原理に従わせることなどに焦点を合わしているような主要候補がいる、右翼政権を失脚させる必要があるという理由からです。それに加え、左翼にとっての敗退が、そこからの救出困難な時代ではなく、むしろ再帰困難となる崩壊へと導くように思われるからです。私にとって重要なことは、セゴレーヌ・ロワイヤルの人柄やスタイルあるいは個人的な信条の数々よりも、彼女が現在占めている位置、政治当事者らの力関係、それらがロワイヤルに対して行使される活用に関することです。国家元首への女性の到来は、一種の革命的なことであるということと、それ(革命)が唯一、七月王制あるいは第二帝政とほとんど変わることのない、技術屋と政治屋らで構成されている特権階級の私物化とした、われわれの政治システムの代表的障害を診断するものであったということも、付け加えておく必要があるでしょう。今以上に精確さが要求されることになるでしょうが、市民参加型デモクラシーについての慎ましい提案によって牽引された叫び声は、肯定すべきひとつの混乱を報せています。

左派全体の弱小化をどう説明しますか?

フランスの左翼を特徴づけていたものには、ふたつの事柄が挙げられます。ひとつには、給与生活者らを中心とした社会層で、そこでは諸々の関心を統合するという使命が与えられていました。もうひとつには、連帯性、自由、平等性という価値集成です。しかしながら、これらの基盤上において、まさにそういった諸価値が構成要素になっているような様々な亀裂を再生産していることを、これまでもひとは確認しています。政権に就く左派と異議を唱える左派、議会制度の左派と制度外の左派、マルクス主義者と自主管理社会主義者などのあいだに見られる亀裂です。社会的かつデモクラシー的なものを征服するために、過去の選挙での勝利を可能にしていたものは、ふたつの左派から成る政治的合同であって、それは時に闘争的なものでさえありました。今日において、この出会いが産出されるような気配は、ほとんどないように思われます。

それはどうしてですか?

単独あるいはいくつかの連立内閣を数年間経た後の、社会党の状態はよくありませんが、わたし自身、知的形成と政治活動の遍歴から属している「左派のなかの左派」のことは、さらに深刻に考えてはおります。左派ののなかの左派を構成する諸集団は、いまだに、政府議会を構成している各政党以上に、選挙重視主義を回復するといった嘆かわしい競合へと身を投じております。こういった細分化が示すものは、複数の運動と異質な諸抗議を連合することや、排除された者らの要求を市政レヴェルにおいて社会主義の遺産とに調節することの困難さを前にした、真の精神的混乱であります。それはまた、組合の左翼主義と68年以降の文化アナーキースムとのあいだにある、様々な亀裂の永続性も反映しております。ひとが私に同意するのも、これらの批判が自己批判でもあるからです。労働者、教職者、中産階級らの社会党に対する幻滅と同様に、「左派の左派」の弱小化が、右の強硬派に勝利をもたらすことになります。

(ヨーロッパ憲法に関する)国民投票での否決後、左派の左派が統合したかのように思えましたが・・・

おっしゃる通りですが、社会党の一部の陣営をも引き入れた左派の統合が、自由経済主義の拒否ということに関して試みられましたが、この(自由経済主義の拒絶という)スローガンは非常に曖昧なものです。私としては、反資本主義をもっと話題にしてもらいたいです。自由経済主義というものは、極左の活動家たちにとっては、政治的という以前に宗教的な嫌悪感を誘発させる経済競争にせよ、個人の自由が問題であるにせよ、一括して破棄されるようなものではありません。一方では多弁でもある、こういった抽象的な反自由経済主義は、例えば下請け業者の経済、バイオキャピタルの開発、地球規模での環境危機についての開拓展望、世界の新たな経済勢力図に見られるような、資本主義の新たな諸形式について、満足するかたちでは何も語ることがないのです。経済保護主義や国家主義では、主要な敵を孤立させることも、必要な境界線を引きこともできないということです。

ひとは、資本主義-グローバリゼーション-自由経済主義型ヨーロッパというものを、混同しているということですか?

そうです。フランス国家自身が、グローバリゼーションが辿っている道を逆流させるための武器を装備しているなどとは、誰も真剣に考えたりはしていません。国家主権主義的ディスクールは、真実を欺くようなものです。しかしながら、様々な変革と階級闘争の時代によって、しかるべくところに置かれた諸権利を破壊しようとしているような、新たな循環に諦念すべきではありません。ロベール・カステルが言うように、古典的な給与生活者に代わるプロレタリアという新たな社会条件の出現の場に、われわれは身を置いているのです。雇用者の大半が不安定な状況に置かれ、極めて重大な精神的・社会的な諸帰結を引き起こしています。就業に関する流動性の新たなシステムを見いだす必要があるとするならば、そのことは特に若者にとって言えることのように思えます。この点についてと、文化的例外、公共機関の変革、市民教育というような他の諸々の点について、われわれのレジスタンスと計画というものは、少なくともヨーロッパレベルにおいて、書き記されているわけです。これらの具体的な理由によって、2005年のヨーロッパ憲法での「否決」票は投じられたのですが、議論は沈静したかのように思われます。しかしながら、新たな社会協定のために集団的行為が開示されているような、諸制度が民主化されかつ脱中央集権化されるという条件のもとで、私は左派がヨーロッパ連合主義の方向へと進むために闘うことでしょう。

対照的なものとして、ナショナル・アイデンティテイーは、偽の問題ですか?

そんなことは全くないです。それというのも、それによって左と右の両陣営のあいだにある亀裂が明白にされるような、ひとつのテーマであるからです。破壊的な形式ではありましたが、諸々の排除に対する郊外における若者の反抗は、共和国国民にとっての潜在的能力の存在を示すことになりました。それと同時に、治安悪化の標的となっている一部の大衆層にとっては、ポピュリストさらにはラシストへと、傾くことも示しています。この偏流に立ち向うために、ある種のノマド的市民性というようなものを推奨している抽象的普遍的なディスクールでは不十分です。セゴレーヌ・ロワイヤルが愛国主義的シンボルのいくつかを要請したことについて、私は特に反論することはありません。なぜならそれと同時に、就学中の児童を持つ移民らの滞在許可を承認することについて、彼女が公言したからです。これが意味することは、国民というものの開かれた概念であり、それを起点にして、たとえ異なる感性をもつにせよ、左派全体が21世紀の世界に向けての開示とフランス・アイデンティティーとの綜合へと、連結することができるという意味なのです。
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2007.04.07[Sat] Post 21:35  CO:0  TB:0  リベラシオン  Top▲  このエントリーを含むはてなブックマーク 

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